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【枕草子・原文】第222段「珍し」と言ふべき事

【第222段】

めづら」とべきことにはらねど、ふみこそなほめでたきものなれはるかなるかいひとの、いみじく覚束無おぼつかなく、「如何いかなら」とおもふに、ふみれば、ただいまむかかひたるおぼゆるいみじきことなりかしおもことを、つれば、あしまでも、ざるらめど、こころこここそ、すれ。ふみことからましかば、に、いぶせくくれふたがるここせまし。よろづことおもおもひて、ひともとへとて、細々こまごまきてつれば、おぼつかさをもなぐさここするに、して、かへごとつれば、いのちべかンめるに、ことわり

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