サイトアイコン 枕草子

【my辞書】古文を読む「なむ」

【なむ】な・む
連語
 助動詞「ぬ」の未然形+助動詞「む」
[意味]
①~てしまおう。必ず~しよう。
※強い意思を表す。
②~てしまうだろう。きっと~だろう。
※強い推量
③~ことが出来るだろう。~できそうだ。
※現実の可能性を推量。
④~ほうがよい。~すべきだ。
※適当・当然の意を強調。
⑤係助詞「や」を伴って
 1)~するつもりはないか。~てくれないか。
 2)~できるだろうか、いや、~できないだろう。
 

【なむ】
助動詞
特殊型
活用語の終止形に付く。
○・○・なむ・なむ・なめ・○
[意味]
~ているだろう。
※現在の推量を表わす。

【なむ】
係助詞

体言、活用語の連体形、副詞、助詞などに付く。連用修飾語に付くときは連用形に付く。
[意味]
①(強意)ついた語句を強調する。
②(余情)結びの「ある」「言ふ」「侍る」などを省略した形で余情を表わす。
 1)係り結び(結びは連体形)
 2)結びの省略
 3)結びの消滅
 「なむ」を受ける結びの部分に接続詞が付いて下に続く場合、結びは消滅する。
 

【なむ】
終助詞
接続語の未然形に付く。
[意味]
(他に対する願望)~てほしい。~てもらいたい。

【南無】なむ
名詞
信仰する仏・菩薩・教えなどの上に付けて、それらに心から帰依する気持ちを表す。=「なも」。仏教語。

【並む】な・む
自動詞
マ行四段活用
ま・み・む・む(むる)・め(むれ)・め
[意味]並ぶ。連なる。
他動詞
マ行四段活用(マ行下二段活用)
ま・み・む・む(むる)・め(むれ)・め
[意味]並べる。連ねる。

《ご案内》『枕草子・目次』のページはこちら!!

《メモ》古文の基本事項のページはこちら!!

モバイルバージョンを終了