【枕草子・原文】第51段 七月ばかりに ou 2年前 【第51段】七月ふづきばかりに、風かぜの、甚いたう吹ふきき、雨あめなどの、騒さわがしき日ひ、大方おほかた、いと、涼すずししければ、扇あふぎも、打うち忘わすれたるに、汗あせの香か、少すこし、香かかへたる衣きぬの、薄うすき、引ひき被かづきて、昼寝ひるねしたるこそ、をかしけれ。 《ご案内》『枕草子・目次』のページはこちら!!