寺は、で始まる段に挙げられている「石山」
石山寺
滋賀県大津市石山寺1-1-1
下の写真は春曙抄(江戸時代に多く出回った春曙抄の海賊版と思われるもの)と、春曙抄の本文と解説部分を字母にした岩波文庫さんの枕草子/春曙抄です(昭和初期に出版されたもの)。
左ページの右1/3辺りに石山についての解説があります。
「石山ー聖武御宇、東大寺の佛にみがきぬべき金を得んため祈願に、朗辨上人瀨多に庵して、如意輪を安置して後、奥州より始て黄金を奉りければ、此寺をたてて、丈六の観音をきざみて、はじめの像を中にこめ、又金剛蔵王と執金剛神とを左右に安置せり。猶元享釈書に委し。」と書かれています。