枕草子FANが作る原文で読むための枕草子

※ここで原文（伝文）と呼んでいるものは、江戸時代に北村季吟さんが注釈書付き枕草子として出した枕草子春曙抄の本文部分を、さらに、くずし字から元の字（字母）にして下さっているものなどを伝文と捉え元とさせていただいています。

枕草子FANの本棚

枕草子・私訳① 枕草子・私訳② 枕草子・私訳③

※命令形と同じ音の已然形、どちらなのか。現代と少しだけ違うニュアンスの言葉があったり。
何度も読んで文脈を探しながら。思い馳せながら。

第一段

枕草子には何が描かれているのか

「第325段　物暗う成りて」には、どの様なものを書いたのか、「第144段　取り所無き物」には、枕草子を書き進めている最中の想いの様なものが書かれています。この段に書かれている様に、枕草子には、様々な場面や物、事が、描かれています。第325段や第144段とは対象的に軽くポップな印象を残すものや、魅力的なもの、しみじみと趣深いもの等も多く、幅が広い様です。集められた、ありとあらゆる千年前の景色や情景を、今、目の前にしている様な表現で見せてくれるものが、枕草子、と言うことでしょうか。又、多くある名称の列挙では、一言二言添えられていたりと、興味を引かれます。
今読むことの出来る「枕草子」は、注釈を付けて下さっていたり、注釈を含めた現代語訳をして下さっているので、何を背景に書かれた言葉なのか、様々な「千年前」を知ることにもなっていきます。

※一FANの見解

原文で読むための枕草子の目次

春曙抄　巻一

第一段春曙抄（岩）1　春はるは、曙あけぼの　📷

第二段春曙抄（岩）2　頃ころは、正月しやうぐわち

第三段春曙抄（岩）3　正月しやうぐわち一日ついたちは

第四段春曙抄（岩）4　異事ことごとなるもの

第五段　思おもはむ子こを

第六段　大進生昌だいじんなりまさが家いへに

第七段　主上うえに候さぶらふ御猫おほんねこは

第八段　正月むつき一日ついたち　📷

第九段　慶よろこび、奏そうするこそ　📷

第十段　今いま内裏だいりの東ひんがしをば

第十一段　山やまは

第十二段　峰みねは

第十三段　原はらは

第十四段　市いちは

第十五段　淵ふちは

第十六段　海うみは

第十七段　渡わたりは

第十八段　陵みささぎは

第十九段　家いへは

第二十段春曙抄（岩）20　清涼殿せいりやうでんの丑寅うしとらの隅すみの　📷

第二一段　生おい先さき無なく 　📷

春曙抄　巻二

第二二段春曙抄（岩）21　凄すさまじき物もの

第二三段春曙抄（岩）22　弛たゆまるる物もの

第二四段春曙抄（岩）23　人に侮あなづらるる物もの

第二五段春曙抄（岩）24　憎にくき物もの

第二六段春曙抄（岩）25　小一条院こいちでうのゐんをば

第二七段春曙抄（岩）26　文ふみ言葉ことば、無礼なめき人ひとこそ

第二八段　暁あかつきに帰かへる人ひとの

第二九段春曙抄（岩）27　心悸こころときめきする物もの

第三十段春曙抄（岩）28　過すぎにし方かた、恋こひしき物もの

第三一段春曙抄（岩）29　心行こころゆく物もの

第三二段春曙抄（岩）30　檳榔毛びらうげは

第三三段　牛うしは

第三四段　馬むまは

第三五段　牛飼いは

第三六段　雑色ざふしき・随身ずいじんは

第三七段　小舎人こどねりは

第三八段　猫ねこは

第三九段春曙抄（岩）31　説経師せつきやうじは

第四十段　蔵人くらうど、下おりたる人ひと

第四一段春曙抄（岩）32　菩提ぼだいと言いふ寺てらに

第四二段春曙抄（岩）33　小こ白川しらかはと言いふ所ところは

第四三段春曙抄（岩）34　七月ふんづきばかり　📷

春曙抄　巻三

第四四段春曙抄（岩）35　木きの花はなは

第四五段春曙抄（岩）36　池いけは

第四六段春曙抄（岩）37　節せちは

第四七段春曙抄（岩）38　木きは

第四八段春曙抄（岩）39　鳥とりは

第四九段春曙抄（岩）40　貴あてなる物もの

第五十段春曙抄（岩）41　虫むしは

第五一段春曙抄（岩）42　七月ふんづきばかりに

第五二段春曙抄（岩）43　似気無にげなき物もの

第五三段春曙抄（岩）44　細殿ほそどのに、人ひとと

第五四段　月夜つきよに、空車むなぐるま

第五五段春曙抄（岩）45　主殿司とのめりつかさこそ

第五六段　男をとこは、又また、随身ずいじんこそ

第五七段春曙抄（岩）46　職しきの御曹司みざうしの西面にしおもての

第五八段春曙抄（岩）47　殿上でんしやうの名な対面だいめんこそ

第五九段春曙抄（岩）48　若わかくて、良よろしき男をのこの

第六十段春曙抄（岩）49　若わかき人と、児ちごは

第六一段　万よろづよりは、牛飼童うしかひわらはの

第六二段春曙抄（岩）50　人ひとの家いへの前まへを渡わたるに

第六三段　良よき家いへの

第六四段春曙抄（岩）51　滝たきは

第六五段春曙抄（岩）52　川かはは

第六六段春曙抄（岩）53　橋はしは

第六七段春曙抄（岩）54　里さとは

第六八段春曙抄（岩）55　草くさは

第六九段春曙抄（岩）56　集しふは

第七十段春曙抄（岩）57　歌うたの題だいは

第七一段春曙抄（岩）58　草くさの花はなは

第七二段春曙抄（岩）59　覚束無おぼつかなき物もの

第七三段春曙抄（岩）60　喩たとしへ無き物もの

第七四段　常磐木ときはぎ、多おほかる所ところに

第七五段春曙抄（岩）61　忍しのびたる所ところにては

第七六段　冬ふゆの、いみじく寒さむきに

第七七段春曙抄（岩）62　懸想人けさうびとにて、来きたるは

春曙抄　巻四

第七八段春曙抄（岩）63　有あり難がたき物もの

第七九段春曙抄（岩）64　内裏うちの局つぼねは、細殿ほそどの

第八十段　増まして、臨時りんじの祭まつりりの

第八一段春曙抄(岩）65　職しきの御曹司みざうしに

第八二段春曙抄（岩）66　味気あぢき無き物もの

第八三段春曙抄（岩）67　いとほし気げ無なき物もの

第八四段春曙抄（岩）68　心地ここち良気よげなる物もの

第八五段春曙抄（岩）69　取とり持もてる物もの

第八六段春曙抄（岩）70　御仏名おぶつみやうの翌朝あした

第八七段春曙抄（岩）71　頭とうの中将ちゆうじやうの

第八八段春曙抄（岩）72　返かへる年としの

第八九段春曙抄（岩）73　里さとに罷出まかんでたるに

第九十段春曙抄（岩）74　物ものの哀あはれ、知しらせ顔がほ

第九一段春曙抄（岩）75　然さて、其その左衛門さゑもんの陣ぢん

第九二段春曙抄（岩）76　　職の御曹司みざうしに

春曙抄　巻五

第九三段春曙抄（岩）77　めでたき物もの　📷

第九四段春曙抄（岩）78　艶なまめかしき物もの　📷

第九五段春曙抄（岩）79　中宮みやの五節ごせち

第九六段　細太刀ほそだちの平緒ひらを

第九七段　内裏だいりは、五節ごせちの程ほどこそ　📷

第九九段春曙抄（岩）81　上うへの御局みつぼねの　📷

第百段春曙抄（岩）82　御乳母おんめのとの大輔たいふ　📷

第百一段春曙抄（岩）83　妬ねたき物もの

第百二段春曙抄（岩）84　傍痛かたはらいたき物もの

第百三段春曙抄（岩）85　あさましき物もの

第百四段春曙抄（岩）86　口惜くちをしき物もの

第百五段春曙抄（岩）87　五月さつきの御精進みさうじの程ほど

第百六段春曙抄（岩）88　御方々かたがた、公達きんだち、上人うえびと

第百七段春曙抄（岩）89　中納言殿ちゆうなごんどの、参まゐらせ

第百八段春曙抄（岩）90　雨あめの、打うち延はへ、降ふる頃ころ

春曙抄　巻六※上段に含む「作物所の別当」からが巻六

第百九段春曙抄（岩）83　淑影舎しげいしゃ、春宮とうぐうに

第百十段春曙抄（岩）94　殿上でんじゃうより、梅むめの花はなの　📷

第百十一段春曙抄（岩）95　二月晦日きさらぎつごもり　📷

第百十二段春曙抄（岩）96　遥はるかなる物もの

第百十三段春曙抄（岩）97　方弘まさひろは、いみじく

第百十四段春曙抄（岩）98　関せきは　📷

第百十五段春曙抄（岩）99　森もりは　📷

第百十六段春曙抄（岩）100　卯月うづきの晦日つごもりに　📷

第百十七段春曙抄（岩）101　湯ゆは　📷

第百十八段春曙抄（岩）102　常つねよりも異ことに　📷

第百十九段春曙抄（岩）103　絵えに描かきて、劣おとる物もの　📷

第百二十段春曙抄（岩）104　描かき増まさりする物もの　📷

第百二一段　冬ふゆは

第百二二段　夏なつは

第百二三段春曙抄（岩）105　哀あはれなる物もの　📷

第百二四段春曙抄（岩）106　正月むつきに、寺てらに

第百二五段春曙抄（岩）107　心付こころずき無き物もの

第百二六段春曙抄（岩）108　侘わびし気げに、見みゆる物もの　📷

第百二七段春曙抄（岩）109　暑気あつげなる物もの

第百二八段春曙抄（岩）110　恥はづかしき物もの　📷

春曙抄　巻七

第百二九段春曙抄（岩）111　無む得とくなる物もの

第百三十段春曙抄（岩）112　修法ずほふは

第百三一段春曙抄（岩）113　はしたなき物もの

第百三二段春曙抄（岩）114　関白殿くわんぱくどのの、黒戸くろどより

第百三三段春曙抄(岩）115　九月ながつきばかり、夜よ一夜ひとよ　📷

第百三四段春曙抄（岩）116　七日なぬかの若菜わかなを

第百三五段春曙抄（岩）117　二月きさらぎ、官くわんの司つかさに

第百三六段春曙抄（岩）118　頭とうの弁べんの御許もとより　📷

第百三七段春曙抄（岩）119　何などて、官つかさ

第百三八段春曙抄（岩）120　故こ殿とのの御為ために

第百三九段春曙抄（岩）121　頭とうの弁べんの、職しきに

第百四十段春曙抄（岩）122　五月さつきばかりに、月つきも無なく　📷

第百四一段春曙抄（岩）123　円隔院ゑんゆうゐんの御果はての年とし

第百四二段春曙抄（岩）124　徒然つれづれなる物もの

第百四三段春曙抄（岩）125　徒然つれづれ、慰なぐさむる物もの　📷

第百四四段春曙抄（岩）126　取とり所どころ無なき物　📷

第百四五段春曙抄（岩）127　猶なほ、世よに、めでたき物もの

第百四六段春曙抄（岩）128　故こ殿とのなど、御お座はしまさで

第百四七段春曙抄（岩）129　正月十日、空そら、いとう暗くらう

第百四八段春曙抄（岩）130　清気きよげなる男をのこの、双六すごろくを

第百四九段　碁ごを、止事やんごと無なき人ひとの

第百五十段春曙抄（岩）131　恐おそろしき物もの

第百五一段春曙抄（岩）132　清きよしと、見みゆる物もの

第百五二段春曙抄（岩）133　汚気きたなげなる物もの

春曙抄　巻八

第百五三段春曙抄（岩）134　賤いやし気げなる物もの

第百五四段春曙抄（岩）135　胸むね、潰つぶるる物もの　📷

第百五五段春曙抄（岩）136　愛うつくしき物もの　📷　　

第百五六段春曙抄（岩）137　人ひと戯ばへする物もの

第百五七段春曙抄（岩）138　名な、恐おそろしき物もの

第百五八段春曙抄（岩）139　見みるに、異ことなる事こと無なき物もの

第百五九段春曙抄（岩）140　難むつかし気げなる物もの

第百六十段春曙抄（岩）141　似非えせ者ものの、所ところ得うる折をり

第百六一段春曙抄（岩）142　苦くるし気げなる物もの

第百六二段春曙抄（岩）143　羨うらやましき物もの　📷

第百六三段春曙抄（岩）144　疾とく、懐ゆかしき物もの

第百六四段春曙抄（岩）145　心許こころもと無なき物もの

第百六五段春曙抄（岩）146　故こ殿とのの御服おんぷくの頃ころ

第百六六段春曙抄（岩）147　宰相さいしやうの中将ちゆうぢやう・斉信ただのぶ

第百六七段春曙抄（岩）150　昔むかし覚おぼえて、不用ふようなる物もの

第百六八段春曙抄（岩）151　頼たのもし気げ無なき物もの

第百六九段　経きやうは

第百七十段春曙抄（岩）152　近ちかくて、遠とほき物もの

第百七一段春曙抄（岩）153　遠とほくて、近ちかき物もの

第百七二段春曙抄（岩）154　井ゐは

第百七三段春曙抄（岩）155　受領ずりやうは

第百七四段春曙抄（岩）156　宿やどりの官つかさの、権ごんの守かみは

第百七五段春曙抄（岩）157　大夫たいふは

第百七六段　六位ろくゐの蔵人くらふど

第百七七段春曙抄（岩）158　女をんなの、一人ひとり住すむ家いへなど

第百七八段春曙抄（岩）159　宮みや仕づかへ人びとの里さとなども　📷

第百七九段春曙抄（岩）160　雪ゆきの、いと高たかくは　📷

第百八十段春曙抄（岩）161　村上むらかみの御時おほんとき、雪ゆきの　📷

第百八一段春曙抄（岩）162　御形みあれの宣旨せんじ　📷

春曙抄　巻九

第百八二段春曙抄（岩）163　中宮みやに、初はじめて参まゐりたる　📷

第百八三段春曙抄（岩）164　したり顔がほなる物もの

第百八四段　位くらゐこそ、猶なほ

第百八五段春曙抄（岩）165　風かぜは　📷

第百八六段春曙抄（岩）166　野の分わきの又またの日ひこそ　📷

第百八七段春曙抄（岩）167　心憎こころにくき物もの　📷

第百八八段春曙抄（岩）168　島しまは

第百八九段春曙抄（岩）169　浜はまは

第百九十段春曙抄（岩）170　浦うらは

第百九一段春曙抄（岩）171　寺てらは　📷

第百九二段春曙抄（岩）172　経きやうは

第百九三段春曙抄（岩）183　書ふみは

第百九四段春曙抄（岩）174　仏ほとけは

第百九五段春曙抄（岩）175　物語ものがたりは　📷

第百九六段春曙抄（岩）176　野のは

第百九七段春曙抄（岩）177　蛇羅尼だらには

第百九八段春曙抄（岩）179　遊あそびは

第百九九段春曙抄（岩）180　遊あそび業わざは　📷

第二百段春曙抄（岩）181　舞まひは

第二百一段春曙抄（岩）182　弾物ひきものは

第二百二段春曙抄（岩）184　笛ふえは　📷

第二百三段春曙抄（岩）185　見みる物ものは

第二百四段春曙抄（岩）186　五月さつきばかり、山里やまざとに歩ありく　📷

第二百五段春曙抄（岩）187　いみじう暑あつき頃ころ　📷

第二百六段春曙抄（岩）188　五日いつかの菖蒲さうぶの　📷

第二百七段春曙抄（岩）189　良よく烓たき染しめたる薫物たきもの　📷

第二百八段春曙抄（岩）190　月つきの、いと明あかきに

第二百九段春曙抄（岩）191　大おほきにて、良よき物もの

第二百十段春曙抄（岩）192　短みじかくて、有ありぬべき物もの

第二一一段春曙抄（岩）193　人ひとの家いへに、付々つきづきしき物もの

第二一二段春曙抄（岩）194　物ものへ行いく道みちに

第二一三段春曙抄（岩）195　行幸ぎやうがうは、めでたき物もの

第二一四段春曙抄（岩）196　万よろづの事ことよりも

第二一五段春曙抄（岩）197　細殿ほそどのに、便無びんなき人ひとなむ

第二一六段春曙抄（岩）198　三条さんでうの宮みやに御座おはします　📷

第二一七段春曙抄（岩）199　十月十日余かんなづきとをかあまりの月つき

第二一八段春曙抄(岩）200　成信なりのぶの中将ちゆうじやうこそ

第二一九段春曙抄（岩）201　大蔵卿おほくらきやうばかり

第二二十段春曙抄（岩）202　硯すずり、汚気きたなげに、塵ちりばみ

第二二一段　人ひとの硯すずりを引ひき寄よせて

第二二二段春曙抄（岩）203　「珍めづらし」と言いふべき事こと　📷

春曙抄　巻十

第二二三段春曙抄（岩）204　駅むまやは

第二二四段春曙抄（岩）205　岡をかは

第二二五段春曙抄（岩）206　社やしろは

第二二六段春曙抄（岩）207　降ふる物ものは

第二二七段春曙抄（岩）208　日ひは

第二二八段春曙抄（岩）209　月つきは

第二二九段春曙抄（岩）210　星ほしは

第二三十段春曙抄（岩）211　雲くもは

第二三一段春曙抄（岩）212　騒さわがしき物もの

第二三二段春曙抄（岩）213　蔑ないがしろなる物もの

第二三三段春曙抄（岩）214　言葉ことば、無礼気なめげなる物もの

第二三四段春曙抄(岩）215　賢さかしき物もの

第二三五段はある曙抄（岩）216　上達部かんだちめは

第二三六段春曙抄（岩）217　公達きんだちは

第二三七段春曙抄（岩）218　法師ほふしは

第二三八段春曙抄（岩）219　女をんなは、典侍ないしのすけ

第二三九段春曙抄（岩）220　宮仕みやづかへたらむ人など

第二四十段春曙抄（岩）221　身みを替かへたらむ人ひとなど

第二四一段春曙抄（岩）222　雪ゆき、高たかう振ふりて

第二四二段春曙抄（岩）223　細殿ほそどのの遺戸やりど、いと疾とう

第二四三段春曙抄（岩）224　唯過ただすぎに、過すぐる物もの

第二四四段春曙抄（岩）225　殊ことに、人ひとに知しられぬ物もの

第二四五段春曙抄（岩）226　五月さつき・六月みなづきの夕方ゆふがた

第二四六段春曙抄（岩）227　賀茂かもへ詣もうづる道みち　📷

第二四七段春曙抄（岩）228　鶯うぐいすに、時鳥ほととぎすは　📷

第二四八段春曙抄（岩）229　八月晦日方つごもりがたに

第二四九段春曙抄（岩）230　いみじく汚きたなき物もの

第二五十段春曙抄（岩）231　迫せめて、恐おろしき物もの

第二五一段春曙抄（岩）232　頼たのもしき物もの

第二五二段春曙抄（岩）233　いみじう仕立したてて　📷

第二五三段春曙抄（岩）234　世よの中なかに、猶なほ

第二五四段春曙抄（岩）235　男をとここそ、猶なほ、いと有あり難がたく

第二五五段春曙抄（岩）236　万よろづの事ことよりも

第二五六段春曙抄（岩）237　人ひとの上うへ、言いふを

第二五七段春曙抄（岩）238　人ひとの顔かほに、取とり分わきて

第二五八段春曙抄（岩）239　嬉うれしき物もの　📷

第二五九段春曙抄（岩）240　御前おまへに、人々ひとびと　📷

第二六十段春曙抄（岩）241　関白殿くわんぱく、二月きさらぎ十日とをかの程ほど　📷

春曙抄　巻十一※上段に含む「御経の事に」からが巻11

第二六一段春曙抄（岩）243　尊とふとき物もの

第二六二段春曙抄（岩）244　歌うたは

第二六三段春曙抄（岩）245　指貫さしぬきは

第二六四段春曙抄（岩）246　狩衣かりぎぬは

第二六五段春曙抄（岩）247　単衣ひとへは

第二六六段春曙抄（岩）248　悪わろき物ものは

第二六七段春曙抄（岩）249　下襲したがさねは

第二六八段春曙抄（岩）250　扇あふぎの骨hoねは

第二六九段春曙抄（岩）251　檜扇ひあふぎは

第二七十段春曙抄（岩）252　神かみは

第二七一段春曙抄（岩）253　崎さきは

第二七二段春曙抄（岩）254　屋やは

第二七三段春曙抄（岩）255　時とき、奏そうする

第二七四段春曙抄（岩）256　陽ひの、うらうらと

第二七五段春曙抄（岩）257　成信なりのぶの中将ちゆうじやうは

第二七六段春曙抄（岩）258　常つねに、文ふみ、致おこする人ひとの

第二七七段　唯ただ、朝あしたは　📷

第二七八段春曙抄（岩）259　煌々きらきらしき物もの

第二七九段　雷かみの甚いたく鳴なる折をりに

第二八十段　「坤元録こんげんろく」の御み屏風びやうぶ

第二八一段春曙抄（岩）260　方違かたたがへなどして　📷

第二八二段春曙抄（岩）261　雪ゆき、いと高たかく降りたるを　📷

第二八三段春曙抄（岩）262　陰陽師おんやうじの許もとなる童わらはべ

第二八四段春曙抄（岩）263　三月やよひばかり、物忌ものいみしに

第二八五段春曙抄（岩）264　清水きよみづに籠こもりたる頃ころ　📷

第二八六段春曙抄（岩）265　十二月二十四日しわすはつかあまりよか　📷

第二八七段春曙抄（岩）266　宮仕みやづかへする人々ひとびとの

春曙抄　巻十二

第二八八段春曙抄（岩）267　家いへ、広ひろく、清気きよげにて

第二八九段春曙抄（岩）268　見習みならいする物もの

第二九十段春曙抄（岩）269　打うち解とくまじき物もの

第二九一段春曙抄（岩）271　右衛門うゑもんの尉じようなる者ものの

第二九二段春曙抄（岩）272　又また、小野殿をのどのの母上ははうへこそは

第二九三段春曙抄（岩）273　又また、業平なりひらが母ははの宮みやの　📷

第二九四段春曙抄（岩）274　「をかし」と思おもひし歌うた

第二九五段春曙抄（岩）275　良よろしき男をとこを

第二九六段春曙抄（岩）276　大納言殿だいなごんどの、参まゐり給たまひて

第二九七段春曙抄（岩）277　僧都そうづの君の御乳母めのとの

第二九八段春曙抄（岩）278　男をとこは、女親めおや、亡なくなりて

第二九九段春曙抄（岩）279　定澄ぢやうちゃう僧都そうづに

第三百段春曙抄（岩）280　真まことや、下野しもつけに下くだる

第三百一段春曙抄（岩）281　或ある女房にようぼうの

第三百二段春曙抄（岩）282　便無びんなき所ところにて

第三百三段春曙抄（岩）283　唐衣からぎぬは

第三百四段春曙抄(岩）284　裳もは

第三百五段春曙抄（岩）285　汗衫かざみは

第三百六段春曙抄（岩）286　織物おりものは

第三百七段春曙抄（岩）287　紋もんは

第三百八段春曙抄（岩）288　夏なつ、薄物うすもの

第三百九段春曙抄（岩）289　容貌かたち良よき公達きんだちの

第三百十段春曙抄（岩）290　病やまひは

第三一一段春曙抄（岩）291　心付無こころづきなき物もの

第三一二段　宮仕みやづかへ人びとの許もとに

第三一三段春曙抄（岩）292　初瀬はつせに詣まうでて

第三一四段春曙抄（岩）293　言いひ難にくき物もの　📷

第三一五段春曙抄（岩）294　四位しゐ・五位ごゐは、冬ふゆ

第三一六段春曙抄（岩）295　品しなこそ、男をとこも、女をんなも

第三一七段春曙抄（岩）296　匠たくみの、物食ものくふてこそ

第三一八段春曙抄（岩）297　物語ものがたりをも、せよ　📷

第三一九段春曙抄（岩）298　或ある所ところに、中なかの君きみとかや　📷

第三二十段春曙抄（岩）299　女房にようぼうの、参まゐり、罷出まかンで　📷

第三二一段春曙抄（岩）300　好すき好ずきしくて　📷

第三二二段春曙抄（岩）301　清気きよげなる若わかき人ひとの

第三二三段春曙抄（岩）302　前まへの木立こだち、高たかう

第三二四段春曙抄（岩）304　見苦みぐるしき物もの　📷

第三二五段春曙抄（岩）305　物暗ものぐらう成なりて　📷

感想とご挨拶▶約60年を生きたとされる清少納言さんの“枕草子”本意は（本意どころか、あちらこちら、本当に書かれていたかさえも）永遠に判らない1000年前のもの。詩的な綴りでもあり、覚書、備え書の様でもあり。何度も読み返してみたくなるもの。原文に簡素なｍｙ辞書を付けたものを作っていました。※正確性には欠けますがよろしければ是非。