【枕草子・原文】第103段 あさましき物

【第103段】
あさましき物、
挿櫛さしぐしみがほどに、ものへて、れたる。くるまの、かへされたるる、おほのかなるものは、ところく、ひさしくなどらむ、とこそおもしかただゆめここして、あさましう、あや
ひとために、づかしことつつみもく、ちごも、大人おとなも、たる。「かならず、なむ」と、おもひとを、かして、あかつきがたに、ただいささか、わすれて、りたるに、からすの、いとちかく、「かう」とくに、見上みあたれば、ひるになりたるいと、あさまし。調半てうばみに、どうたるに、ことを、ひとの、かひて、あらがべくく、たるものこぼたるも、あさまし。のりゆみに、わななわななく、ひさしうりて、はづたるの、はなれて、ことかたたる

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