【枕草子・原文】第254段 男こそ猶いと有り難く

をとここそなほいとありがたく、あやしきここたるものれ。いときよなるひとてて、にくなるひとも、あやかしおほやけどころに、するをとこいへなどは、るがなかに、からこそは、りて、おもたまおよまじからきはだにめでたしおもを、ぬばかりも、おもかれかしひとむすめひとなどをも、「し」とくをこそは、「で」ともおもなれつ、女のにも、「ろし」とおもふを、おもふは、なること容貌かたちいとく、こころも、をかしひとの、も、き、うたをも、あはみておこせなどするを、かへごとは、さかしらにするものから、かず、らうに、きてたるを、てて、きなどするは、あさましうおほやけはらちて、けんぞくここも、こころべけれど、うへにては、つゆこころぐるしきを、おもよ。

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