【my辞書】古文を読む「なり」「なる」「成る」

【なり】
助動詞ナリ活用型

未然形:なら
連用形:なり(に)
終止形:なり
連体形:なる
已然形:なれ
命令形:なれ
体言や活用語の連体形、また、副詞や助詞になどに付く。
[意味]
①(断定)~である。~だ。
②(存在)~にある。~にいる。
③(状態・性質)~である。

【なり】
助動詞ラ行変格活用

未然形:ら
連用形:り
終止形:り
連体形:る
已然形:れ
命令形:れ
活用語の終止形に付く。ただし、ラ変型の活用語には連体形に付く。

[意味]
①~の音(声)がする。~が聞こえる。
②(推定)~ようだ。~らしい。
③(伝聞)~という。~そうだ。~と聞いている。

注意)断定の助動詞「なり」、ナリ活用形容詞の連用形・終止形活用語尾、四段活用動詞「なる」の連用形は、混同がち!!

【なる】成る
自動詞ラ行四段活用
ら・り・る・る・れ・れ

[意味]
①(別の状態に)なる。変わる。
②(地位に)就く。なる。
③実現する。完成する。
④(歳月が)経つ。なる。
⑤実を結ぶ。生育する。実る。
⑥おいでになる。お行きになる。

【業る】なる
自動詞ラ行四段活用
[意味]生業とする。生産する。営む。

【なる】生る
自動詞ラ行四段活用
[意味]生まれる。実がなる。結実する。

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