【枕草子・原文】第147段 正月十日

正月むつき十日とをかそらいとくらう、くもも、あつえながら、さすがに、は、いとざやかにたるに、似非えせものいへうしろ、あらはたけなどものの、つちうるはしうなほからに、ももわかちて、いと細枝しもとがちに、たるかたかたは、あおく、いまかた枝は、く、つややかにて、蘇枋すはうやうたるに、ほそやかなるわらはの、かりぎぬは、りなどして、かみうるはしきが、のぼたれば、またこうばいきぬしろきなど、きはこえたるをのこはうくわたるもとちて「われに、りて。いで」などふに、またかみをかしげなるわらはべの、あこめども、ほころびがちにて、はかまは、たれど、いろなどき、たる三四人みたりよたりつちの、らむりて、ろせ。に、すぞ」などひて。ろしたれば、はしひ、き「われに、おほく」などこそをかしけれ。くろはかまたるをのこはして、ふに「て」などへば、もとりて、るがすに、あやふがりて、さるやうに、きてるも、をかし。むめなどの、たるをりも、やうかし

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