【枕草子・原文】第314段 言ひ難き物 原文で読むための枕草子 2024.01.15 言いひ難にくき物もの、人ひとの消息せうそこ、仰おはせ事ごとなどの多おほかるを、序ついでのままに、始はじめより、奥おくまで、いと言いひ難にくし。返かへり事ごと、又また、申まうし難にくし。恥はづかしき人ひとの、物もの、致おこせたる返かへり事ごと。大人おとなに成なりたる子この、思おもはずなる事こと、聞きき付つけたる、前まへにては、いと言いひ難にくし。 《ご案内》『枕草子・目次』のページはこちら!! 《メモ》古文の基本事項のページはこちら!!