原文で読むための枕草子

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【枕草子・原文】第72段 覚束無き物

【第72段】覚束無おぼおつかなき物もの、十二年の山籠やまごもりの法師ほふしの女親めおや。知しらぬ所ところに、闇やみなるに行ゆき合あひたるに、「露あらはにもぞ有ある」とて、火ひも点ともさで、さすがに、並なみ居いたる。今いま、出いで来きたる者も
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【枕草子・原文】第69段 『古万葉集』

【第69段】『古万葉集こまんえふしふ』。『古今こきん』。『後撰ごせん』。 《ご案内》『枕草子・目次』のページはこちら!!
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【枕草子・原文】第55段 主殿司こそ

【第55段】主殿司とのもりづかさこそ、猶なほ、をかしき物ものは、有あれ。下女しもをんなの際きはは、然さばかり、羨うらやまましき物ものは、無なし。良よき人ひとに、せさせまほしき業わざなり。若わかくて、容貌かたち良よく、形なりなど、常つねに、良
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【枕草子・原文】第51段 七月ばかりに

【第51段】七月ふづきばかりに、風かぜの、甚いたう吹ふきき、雨あめなどの、騒さわがしき日ひ、大方おほかた、いと、涼すずししければ、扇あふぎも、打うち忘わすれたるに、汗あせの香か、少すこし、香かかへたる衣きぬの、薄うすき、引ひき被かづきて、昼
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【枕草子・原文】第108段 雨の打ち延へ降る頃

【第108段】雨の、打うち延はへ、降ふる頃ころ、今日けうも降るに、御使つかひにて、式部しきぶの丞じよう・信経のぶつね、参まゐりたり。例れいの、褥しとね、差さし出いだしたるを、常つねよりも、遠とほく、押おし遣やりて、居いたれば、(清少納言)「
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【枕草子・原文】第23段 弛まるる物

【第23段】弛たゆまるる物もの、精進さうじの日ひの、行おこなひ。日ひ、遠とほき、準備いそぎ。寺てらに、久ひさしく籠こもりたる。 《ご案内》『枕草子・目次』のページはこちら!!

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