【枕草子・原文】第295段 よろしき男を 原文で読むための枕草子 2024.03.102024.03.13 良よろしき男をとこを、下種げす女をんななどの、褒ほめて「いみじう懐なつかしうこそ、御お座はすれ」など言いへば、やがて、思おもひ落おとされぬべし。謗そしらるるは、なかなか良よし。下げ種すに、誉ほめらるるは、女をんなだに悪わろし。又また、誉ほむるままに、言いひ損そこひつる物ものをば。