【枕草子・原文】第226段 降る物は、 原文で読むための枕草子 2024.02.17 降ふるる物ものは、雪ゆき、霰あられ。霰あられは、憎にくけれど、雪ゆきの、真白ましろにて、交まじりたる、をかし。雪ゆきは、檜皮葺ひはだぶき、いと、めでたし。少すこし消きえ方かたに成なりたる程ほど、又また、いと多おおうは降ふらぬが、瓦かはらの目め毎ごとに入いりて、黒くろう、真ま白しろに、見みえたる、いと、をかし。時雨しぐれ、霰あられは、板いた屋や。霜しもも、板いた屋や、庭には。 《ご案内》『枕草子・目次』のページはこちら!!